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柔道整復学校の選び方1

2008年07月25日 柔道整復学校の選び方1

柔道整復学校も北は北海道から南は沖縄まで全国にあり、来年度はいよいよ100校を超えるようです。

 当校でも体験入学&オープンキャンパスを行っていると参加者さんや保護者の皆様から「どんな学校が良いのですか?」とかもっとダイレクトに「どこの学校が良いのですか?」とか聞かれることがあります。

 なかなか答えにくい質問では有りますが数回に分けてお答え(ヒントの提示?)して行きたいと思います。

 柔道整復師になるには厚生労働省の認可する「養成施設」を卒業し(卒業見込みで受験)国家試験に合格しなくてはいけません。

「養成施設」は3年以上で年間約750時間必修が最低用件です。

*「養成施設」は文部科学省管轄の学校である必要はありません。

 「養成施設」でかつ文部科学省の定める基準を満たすとそれぞれ「専門学校」「短期大学」「大学」となります。現時点では有りませんが「大学院」で養成を行うことも可能です。ただし「短期大学」「大学院」では3年以上にしなければ「養成施設」になれず、結果受験資格が得られません。

 「短期大学」「大学」を卒業して取得した柔道整復師の資格と「専門学校」で取得した柔道整復師の資格はまったく変わりありません。

 では、何が違うかと言うと「受験資格」以外にもらえる?もの??が違います。

 「短期大学」を卒業すると文部科学省管轄の「短期大学士」

 「大学」を卒業すると文部科学省管轄の「学士」がそれぞれ授与されます。

 その為に文部科学省管轄の基準(研究や教養課程など)を満たさなければいけません。

「専門学校」を卒業するとやはり文部科学省管轄の「専門士」が授与されます。

「専門士」と「短期大学学士・学士」との一番の違いは専門教育を行うためが主な目的であるための「専門士」は「研究や教養課程など」は義務付けられていません。

 医療には「医療人教育」(明確な定義があるわけでは有りませんが)が必要です。

 まったくの噂レベルではありますが、医学部も理系大学卒業を入学条件とした専門学校化が検討されているようです。

 現実化するかは別問題として、医療人教育と大学教育の両立が困難であることの一端として捉えることも出来ます。

 短期大学・大学にはその使命があり、専門学校にはその使命があります。

 その他に「学歴」として比較するとまだ一般的には「短期大学・大学」に分があるようです。

 しかし、かなりハードルの高いと言われる医療系専門学校を卒業すると大学への編入、大学院への入学などかなり有利になる場合が多いようです。

 非公式では有りますが当学科を卒業し学齢(22歳)に達すれば限られた大学院ではありますが、大学卒業者と全く同等に「大学院」入試にチャレンジできます。

詳しくは体験入学&オープンキャンパスなどでお尋ねください。

 多くの講師(他大学教授)の先生から「八王子さん(当校の愛称??)を卒業する学生さんは学部の学生よりまじめでよく勉強するから大学院で欲しいよ」と言われます。

 学科として正式な制度化も検討しています。

 まあ専門学校側の人間が何を言っても偏った意見と聞こえるかも知れませんが、「医療人になりに」学校に行かないとただ資格をもっただけの人になってしまいますよと言うのが本心のアドバイスです。

 もし「短期大学」「大学」で『医療人柔道整復師』になろうと思ったら、柔道整復師になる以外のことには考えずに精進してください。

 「柔道整復師免許」以外に大学等で「体育教員免許」「アスレチックトレーナー公認」「学士」などの取得を考えているのであれば勉強が一杯あるので必要な単位を落とさないで下さい。と言ったアドバイスをしています。

 

 

 

 

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