軟骨細胞は、軟骨基質の中の軟骨小腔と呼ばれる穴の中に入っています。 軟骨細胞は、線維芽細胞系の軟骨芽細胞から分化します。 分裂直後の軟骨細胞は密集していますが、周囲に軟骨基質を分泌するにつれて隙間が開いていきます。 そのため、完成した軟骨では、一つの軟骨小腔には多くとも 2、3個の細胞しか入っていません。 軟骨全体は、軟骨膜と言う膜によって包まれています。 血管は軟骨の中には侵入していません。 軟骨細胞は、組織液を介した拡散によって酸素や養分を受け取り不要物を排出しています。 したがって適度な圧力、つまり運動が必要になります。 運動不足で関節軟骨が減少するのは、動物実験等で証明されています。