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安物と安いもの2

2010年10月24日 安物と安いもの2

今や高級な食材の代表格とも言えるマグロのトロ。しかも近海物のマグロのトロなんかを都内の高級鮨屋さんで食べたら・・・
それこそ、2カンで家族がファミレスでコース料理食べられるくらいの勢いです!
しかし、そんなマグロのトロも江戸時代までは捨てられていたらしいです。そもそもマグロは下級魚にみなされており、当時の文献にも士(武士、士農工商)以上の人は食べないという記述があるそうです。

しかし天保の頃になると、定置網の一種である大網や大敷き網の漁法が考案され、マグロの大漁が続くようになったそうです。そこで、いろいろな食べ方が試みられた様です。その中で、すし屋さんが試みににぎりずしにしたところ、美味しく大変人気を呼びました。
しかし、その鮨ネタもマグロは赤身で、トロは大変不人気で(食べていなかった時代の方が多い様です)赤身より下品とされていました。

マグロのうまさが本当に認められてきたのは、明治なってからだそうです。それでもトロは当時の裕福でない学生や肉体労働者に安い高カロリー食品として提供され、彼らの脂肪の供給源になっていました。

その後昭和30年代以降には、遠洋マグロを零下50度で瞬時に冷凍する急速冷凍技術が開発され、マグロ自体がおいしく食べられるようになりました。
この頃から、食生活も脂肪の多いものに嗜好が変わって、
トロがうまいといわれるようになり、値段も赤身と逆転して行きました。

確かに美食家であった祖父は年齢のせいもあるかも知れませんが、マグロのトロあまり評価していませんでした。
テレビ番組でこの話が紹介され「昔はマグロのトロは捨てていた」みたいな話が紹介されると口を揃えた様に「もったいない」と言います。私もそう思いますが、他にもいろいろある様です。未だその時の価値観だけで。
安物と安いもの・・・とても考えさせられます 

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