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気胸1

2011年06月30日 気胸1

一般的には自然気胸(原発性自然気胸および続発性自然気胸があります)で、肺胞の一部が嚢胞化したものBulla(ブラ)や胸膜直下に出来た嚢胞Bleb(ブレブ)が破れ、吸気が胸腔に洩れる事で発生します。受診する時は胸痛が主訴である場合が多いです。我々には外傷後(特に肋骨骨折)でおなじみですが、それほど珍しい病気ではありません。

年配の人の気胸の場合は肺気腫・結核・肺がんなどの基礎疾患に伴う続発性気胸が多いとされています。注意が必要です。女性の場合は子宮内膜症が基礎疾患としてあり、子宮内膜だけでなく横隔膜や肺に広がり月経とともに剥がれ落ちて起こる事もあり月経随伴性気胸と呼ばれるそうです。すみません不勉強で知りませんでした。医療事故として点滴誤穿刺、による肩背部・胸部などへの直深刺などは注意が必要です。静脈や動脈の損傷を伴う場合(気胸)は血気胸と呼ばれます。自然気胸は、背が高く痩せ型の若い(10代〜20代)男性に起こりやすい傾向にある事が知られています。しかし、背の低い人、太った人、年配の人、女性が発病する事もあるので注意が必要です。

嚢胞が発生する原因や破れる原因ははっきりとは判っておらず、そのため自然気胸と呼ばれています。喫煙や過度の運動、猫背などの姿勢、気圧変化との関係も示唆されていて夏よりも秋から冬にかけての発症が多いそうです。その他心的ストレスや睡眠不足等の生活習慣の悪化のためとも考えられてはいますが、いずれも確証は得られていないそうです。

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