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鬼手仏心2

2011年12月23日 鬼手仏心2

鬼手仏心本当の意味とは??
辞書などによれば

鬼手仏心
外科手術は体を切り開き鬼のように残酷に見えるが、患者を救いたい仏のような慈悲心に基づいているということ(広辞苑)とあります。


鬼手仏心
医者が手術をするとき、むごくみえるが心は仏のようであること(日本語大辞典)ともあります。
まあ同じような意味なのでしょうか?


 なるほど、単に表面が鬼のようだという意味ではなく、体を切り開くという外科手術の行為を指すものだったので「鬼手」という表現になったというわけだ。

それが「鬼手」だけだと、全く意味が違って、「囲碁・将棋で相手を驚かすような奇抜な手」大辞林となるようです。

いろいろ調べていると外科医さんなどは囲碁、将棋から少し派生的に出た意味合いで「相手を驚かせる奇抜なだけでなく、ありえないような技術は打ち方」と言う事に注目し「誰にもないようなすごい技術」として「鬼手」をとらえ、「卓越した技術と仏の心を持つ外科医」に成りたいとして、座右の銘にしている先生もいるようです。

中には
鬼手仏心の鬼を仏に変えて「仏手仏心」としたり、
鬼の字の「ノ」を鬼の角に見立て「ノ」なくした字で「鬼(すみません字がありません)手仏心」と表記したりする先生もいます。
この二つはどちらも有名な柔道整復の関係者が使用しています。
どちらの先生も故人ではすが、お一人は「ほねつぎ」を親に持つ「柔道整復学校の創始者」
もう一人の先生も2代目ですが、昭和の名人と言われた先生です。この先生は非常に厳しくて有名でしたが、実は誰よりも自分に厳しく、後輩(お弟子さん)思いの先生でした。

個人としては角のない「鬼手仏心」が一番私の琴線に響きます。

形はどうあれ「患者さんを第一に思う気持ち」が大切です。
それがたとえ厳しい言葉や態度に表れても。
見せ掛けだけのやさしさなんて実は「誰のためでもない」事を気がつけない人は医療には向かないと言ってしまったら言い過ぎなのでしょうか?

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