「柔よく剛を制す」
2011年12月28日 「柔よく剛を制す」
「柔よく剛を制す」
柔道を中心とした武道の世界でよく使われる言葉です。これは、古代中国(後漢頃とされていますが詳細は不明)の兵法の書『三略』の中の有名な一節です。
意味は「柔軟性のあるものが、そのしなやかさによって、かえって剛強なものを
押さえつけることができるということ」です。
そもそも 『三略』は老子の思想を基調に論述されたものといわれています。 歴史をたどると、中国、紀元前600年頃の周の時代の思想家「老子」が書いた 『老子道徳経』に行き着きます。
今となってはその真意を確かめられないのですが、「柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ」であり、
そもそも 『三略』は老子の思想を基調に論述されたものといわれています。 歴史をたどると、中国、紀元前600年頃の周の時代の思想家「老子」が書いた 『老子道徳経』に行き着きます。
今となってはその真意を確かめられないのですが、「柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ」であり、
更に続けるならば「柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ。柔は弱にあらず、剛は強にあらず」 とある様です。
嘉納治五郎師範自体もただ、「小さいものが大きいものを投げ飛ばす」事を修行の目的としていた訳ではない様です。その「小さいものが大きいものを投げ飛ばす」と言う目的の一つを達成する過程が大切なのだと説いている様です。
ただ、「小さいものが大きいものを投げ飛ばす」と言う事は日本人に非常に魅力的にうつる様です。
また、外国人にとっては「東洋の魔術」とうつる様です。
「剛よく柔を断つ」も忘れる事なく心に留めておきたいものです。
また「技は力の中にあり」も好きな言葉の一つです。
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