柔道整復科(柔道整復師 専門学校)

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地元にて

2018年02月28日 地元にて

世界最大級のスポーツイベントも終わり、活躍した選手、チーム悔しい思いで帰国した選手、チーム。悲喜交交。
当然勝てば注目度も上がるし、もしかしたら待遇も変わるのかも知れませんね。
そんな中、とある選手を無名時代からバックアップしていた病院が注目を集めています。まあ、無名と言っても前回大会にも出場しているしメダルの可能性もある選手だったのですが。
大学を卒業するときに、大学での指導を受けることを継続したい。何より地元で練習し地元から世界を目指したい。と言う希望を持っていたのですが昨今の企業スポーツ離れ??でなかなか所属が決まらず、恩師と手探りでいたところを手を差し伸べてくれたそうです。治療を受けた縁もあるようですが。
院長は三代目医師であり、先代の教えで「利益が出たら世の中のために使え」と言われていたこともありバックアップに踏み切ったそうです。今回このことは大変注目を集めていますが、実は筆者はこの話を4年くらい前に地方新聞で読み知っていました。鮮明に覚えていますが、地元の選手が地元で活動を続けることを希望しているのにそれをバックアップ出来ないなんて情けない。大そうなことは出来ないが、もし企業として経済事情が許さないなら、僕の報酬をけずればよいと言う様な記事でした。さらに宣伝なんて全く考えていない。地元の子が一生懸命やっていれば職員も患者さんも元気になってくれるから。と。何とすばらしい発言。入職後も海外留学を2年間もサポートした様です。
我々柔道整復師も良く運動選手を治療したりサポートしたりすることがありますが、有名になってからこちらから近づいて一緒ににっこり写真と言うのは・・・
昔から(子供のころから?)接骨院に事あるごとに治療に来たり試合の帰りに結果報告に来てくれたり。それが、市内大会から県大会、関東大会、全国大会そしていつの間にかお土産が異国のものになって。我々は患者さんが何か大きな大会で活躍することを目標としているわけでは無いと思います。来た患者さんが目標に向かえるように治療するのが本来の姿ではないでしょうか。遠くから来院する患者さんもいますが、地元の患者さんが多くなり、地元愛が強くなっていくのが本来の姿ではと強く考える今日この頃です。
そう言えば、競技初のメダリストとなった選手たちも地元に外旋した時が一番うれしそうで一番涙していた気がします。
何はともあれお疲れ様でした。

n-18963848 at 10:27 | この記事のURL | |